トンイよりもチャングム派。
どうも管理人のジャンゴです。
今回紹介する本は韓国ドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』にでて大きな話題となり、日韓合計で60万部という記録をたたき出している韓国ナンバーワンエッセイ↓
こちらを紹介していきます!
装丁からぽかぽかしてていい感じですよね♪
エッセイもすべて共感の嵐、日本と韓国の恋愛観の差のようなものも感じられる魅力あふれる1冊となっています。
今回は、ハ・テワンさんがどんな方なのか、そして感性むきだしHSPの僕に刺さりまくった名言7つを紹介します!
バスタオルの準備はよろしいか?
号泣必死! それではいってみよう!
すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間 [ ハ・テワン ]
著者 ハ・テワンさんとは?
著者のハ・テワンさんは韓国の作家、詩人さんです。繊細でエモいエッセイをお書きになるので女性かなと思った方もおられるかもしれませんが、じつは男性の作家さん。
ハ・テワンさんをざっくり紹介すると、SNSを中心に人気を博し、エッセイ集「#君に」で鮮烈にデビュー。
2作目にあたる「すべての瞬間が君だった」は韓国ドラマ「キム秘書はいったい、なぜ?」にも登場したことも相まって、爆発的な大ブームを巻き起こしました。
2018年に「YES24今年の本賞」を受賞、2021年には韓国ベストセラーエッセイ1位に輝くなど、韓国屈指の人気作家さんなんです。
豆知識ですが、韓国には1家庭に最低1人は「ポエマー・ナムジャ」と呼ばれる詩をこよなく愛する男性がいるそうで、エッセイや詩が広く深く生活に浸透しているんだとか!
ぼく自身、俳句や詩などを嗜むこともあるのですが、この価値観や感情を共有できる友人がいないのでうらやましいなと感じました。いいな…
ちなみにハ・テワンさんのお顔はこちら
「天は二物を与えず」と聞きますが、どうした神様??
- イケてるフェイス
- エモ散らかしてるエッセイ力
- 恋愛の経験が豊富 (予想)
二物以上が与えられていますが、ご尊顔以外は経験と努力で培ってきたのだろうなと、エッセイを読んでいて感じた管理人ジャンゴでした。
本当に尊敬しております。
こころに染み渡った名言【7選】
ざっくりではありますが、ハ・テワンさんを紹介したところで、続いては本題となる本書の内容に切り込んでいきましょう!
ぼくが読んでいて首がもげるほどうなずき、納得した珠玉の金言7つを紹介します。
ぼくはゴリゴリのHSP(感性が人一倍繊細な人)ということもあって、人の何倍も感情に振り回されたり、言葉の持つパワーに感動しまくってきました。
そんな「言葉の感度ビンビン」なぼくの心の琴線に触れた言葉をシャワーのようにぶっかけるので、ぜひその美しさ・尊さにたっぷり触れていてください!
【その1】ささやかな感動の重要性
愛しているといいすぎると慣れてしまうというのは間違った言い伝えです。恋人にささやく愛してるという言葉は、いつだって正解なのです。だから愛してるという言葉とありがとうという言葉は絶対に隠さずに口に出してください。…… 覚えておいてください。ときにはささやかなことが一番大きな愛情表現になりえることを。
本文より
ささやかであっても、愛情と真心ある一言の重要性を示唆しているこのエッセイ、どうですか?僕は心に染み入りました。
愛の言葉に、言い過ぎなんてものはないんです。
いつだって伝えたいときに伝えて、伝えたい分伝えていいんです。
それが正解で、それがあなたの愛し方なんです。
向きだしの愛、かましていきましょう!
【その2】今度は別れない恋がしたい
今度は別れない恋がしたい。 …… 男女の仲をいつまでもときめきという感情でつつみこんではいられないことぐらい、ぼくだってよくわかってる。ぼくはただ、ときめきという感情の次に浮かんでくる「慣れ」を大切に考える恋愛をしたいっていうだけなんだ。だからその居心地のいい慣れを大切に考えている人と長く深い恋をしたいってことなんだ。
本文より
出会いがあれば別れがある。頭では当たり前だとわかっていても、やはり別れはつらいものです。特に一度「添い遂げたい」と思った人ならなおのこと。
このエッセイに出てくる「慣れ」という言葉にはいい側面もあれば、悪い側面もあると思います。
信頼の「慣れ」そして、おざなりな「慣れ」です。
いつまでも、信頼の慣れを持ち続け、それをお互い大切にしあえる関係でいたいなと、改めてこのエッセイを読んでいて感じました。
すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間 [ ハ・テワン ]
【その3】彼女の不安をそのままにしないで
その人のかわいらしい嫉妬や不安をわずらわしく思わないでください。彼女があなたに、愛情のこもった嫉妬をしてきたらあなたも愛情と真心をこめてなだめてあげて。それが誰から見てもチャーミングな恋愛で「本当の愛」なのですから。
本文より
時に、恋人の嫉妬や不安のことばが「鬱陶しい」と思ったこと、1度や2度あるのではないでしょうか?
ぼくも今現在、6年間お付き合いしているパートナーがいますが、折に触れて「このタイミングで言われたらキツイて…」なんて思ってしまうこともあります。
人間だもの。
ですが、そのたびにお互いの想いを伝えあい、お互いの気持ちに寄り添うことでクリアしてきました。
愛というのは、時に「重たい」と感じたり、時に「しつこいな」という粘度をもつものです。
でも、それも【その1】のエッセイで述べたように正解なんです。
本当の愛というのは、その変化も含めてまるまる愛するということなんです。
【その4】長続きする恋人たちの共通点
長続きする恋人たちに共通しているのは連絡を取り合うことがいかに大切かよくわかっているという点だ。恋愛の始まりは誰もが知るように連絡が土台にな恋愛を続けていくものまた連絡の頻度であることを理解しないといけない。連絡の頻度が落ちてきたというのは「慣れ」を装った「おざなり」に過ぎないのだから。
本文より
これは同棲していても言えることだと思いますし、ぼく個人としては「遠距離恋愛」に最も当てはまる考え方だなと思いました。
ぼく自身も4年間遠距離恋愛をしていますが、ここまで一緒に添い遂げられているのは「連絡」を取り合うことの大切さをお互いがよく理解しているからだと確信しています。
連絡なくして信頼はありませんし、好きが増えることもないでしょう。
慣れも来るかと思いますが、それすら解消するのがこの「連絡」なんです。
【その5】すべてうまくいくよ
きみはきみなりにベストをつくして任された仕事を一生懸命やっているだけなのに大変なことばかり起こるのはどれもみんなあとになってきみにいいことが起こるためもっともっと幸せになるためなんだよ。大丈夫、かならず、すべてうまくいくから。
本文より
悪いことは続くものです。
このエッセイは仕事の辛さと、恋愛の辛さが同時におこったのかな?とおもわせる、少し暗い印象を受けるものですが、キラッと光る希望も垣間見える素敵なエッセイだと思います。
目の前の不幸の先に目を向けることの大切さを改めて理解させてくれる、そんなエッセイだなと、ぼくは受け取りました。
【その6】自信と肯定
なんでもないことのようだけど目の前で、ずっと欲しかったものを逃したとき「いずれにせよ、うまくいくことになってるんだから」と考えることがなにより重要だ。そういう自信と前向きな考えが結局は、きみがなによりも望んでいたところへ連れていってくれるはずだから。
本文より
【その5】のつづきであるかのようなエッセイ。
「前向きな考え」を「前向きな確信」まで昇華し、自分で「うまくいく」をつかんでいくことの大切さをこのエッセイから感じ取れました。
いいも悪いも自分が引き寄せている。スピリチュアルなようでいて、その実、努力の汗臭さも感じる、人間味のあるエッセイだなと、ぼくはかんじました。
【その7】傷
自分の苦しい状況を言い訳にしてそばで力になってくれる人を深く傷つけてはならない。理解して、我慢してくれるのは「自分の大切な人」であるときだけなのだから。
本文より
いつもいてくれる人が、いつまでもいるとは限らない。
この幸せがなくなるわけがないと思う一方で、いつなくなるかわからない恐怖や不安ももちろんあると思います。
相反する2つの感情。どう処理していいかわからなくなることもあるでしょう。
そんなときも【その1】や【その2】で述べられていた「ささやかな愛」に耳と心を傾けることが大事なんです。
その愛をたがいに感じることができれば、きっと、大切な関係は大切な関係のまま、そしてその時の温かい温度を保ち続けることでしょう。
すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間 [ ハ・テワン ]
まとめ・感想
腑に落ちた言葉、違和感をもった言葉などそれぞれいろんな感情をもったのではないでしょうか?
心の琴線に触れるものが一つでもお届けできたのなら、うれしいです。
本記事で引用している文章の中には、省略している言葉もかなり多くあるので、ぜひ本書を手に取って全貌に触れてみてください。新たな発見が数多く見つかるはずです。
ぼく個人としては【その4】長続きする恋人たちの共通点が一番心に残りました。というのもぼく自身、大好きなパートナーと現在進行形で遠距離恋愛を4年続けているからです。
同棲の期間も含めると6年お付き合いしていますが、この長く続いている秘訣はやはり連絡をこまめにとっているからだと僕は確信しています。「頻繁に連絡を取ること」が大事なのではなく「連絡を取り合うことが大切とたがいに理解していること」が重要なんです。お互いの寂しさや頻度の重要性に気づき寄り添おうとする姿勢や心持ちが重要だということなんです。
ちなみにぼくたちは毎夜22:00からテレビ電話で少し話をして寝落ちするというルーティンを、付き合ってきたこの4年間、ほぼ毎日行っています。これができるからこそ、ばくらはうまく寂しさを散らし、好きを育んでいけているんだと思います。
このように自分の恋愛観を客観的に確認できたり、じぶんで言語化できていない価値観を見つけることができるのもエッセイ、ひいてはこの本の魅力の一つだと思います。
気になった方はここに購入できるリンクを張っておくので、ぜひ見てみてください!
すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間 [ ハ・テワン ]
最後まで根気強く読んでくださりありがとうございました!
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